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綿矢りささん,初のサイン会無事終わりました...Pict by 705NK

20070210058
「左書きなんですね」

「はい」

私の名前を書き終えて一瞬筆(いや,マジック)を止めた綿矢りささんに話しかける。張りつめていた緊張感が解かれるが,彼女の左手は自分の名前を書く左下に動いていく。

自分の順番待ちの時に,係りの男性から

「サイン会というより,手紙を書くようにじっくり書いていますよ..」

と話しかけられていた。

実際に彼女を前に見つめていると,手紙を書くというよりもペン習字の生徒が一生懸命に見本を見ながら練習しているようにも見える。本当に今日が彼女にとって生まれて初めてのサイン会なのだ。

「今日は初めてのサイン会を出身の京都で開かせていただきます。一生懸命心をこめてサインさせていただきます。」

予約で集まった150人の人達を前に,サイン会のすぐ横の別室で簡単な挨拶を行った彼女の声からも緊張感が漂っていた。

作品のように書き終えた彼女に「ブログを書いていますので...よろしければ訪問を」とハンドル名の名刺を渡しながら言うと小さな声で「はい」と答えてくれた。あまりにも真剣な返答になんとなくどぎまぎしてしまった。

こうやって,待ちに待っていた彼女のサインが手に入った。「綿矢さんからのご要望で写真撮影は禁止です」ということで彼女の写真は撮れなかったが,近くで見る彼女は間違いなく美人。肌が本当に白くて透き通っているようだった。アイドルのように光っていた。

この儀式を終えてすぐ隣のスターバックスでコーヒーを飲みながら余韻にしたった。そして「夢を与える」を読みはじめた。

---怒りは使いようによっては人を恐ろしく冷静にさせることもあるし,長期的な計画を実現させる粘り強さも与えてくれる---

別れようとする彼氏を計画的に妊娠することで陥れ結婚にこぎつける女性。そんな怖さを表現する作家があんなに出たてのアイドルのように初々しいのと違和感がありすぎる。

そんな落差にひきづられるように読み進んでいった。

一時間半後,ようやく彼女のサインの行列が途切れた。書店のすぐ入口の会場に戻ると周りから一斉に拍手がおこり彼女は軽く頭を下げた。

一瞬あった眼差しが,一仕事を終えた達成感を伝えていた。

   
この人気ぶりだと、今後の彼女の人生は注目の的であり続けるだろう。彼氏はどんな男になりそして結婚相手は... 子供を持つのかはたまた小説以外にメディアに露出することはあるのか? 超知的芸能人やアイドルという役になどと考えている関係者も多いだろう。 しかしファンとしては、そのような雑音にまみれることなく洗練された文章を書き続けてほしい。 それとも、過去の幾多の女流小説家のように汚れて汗にまみれた人生体験からもっと練られた名著が生まれるのか? 過去にストーカー騒動にも、さいなまれたことのある彼女。
いずれにしても彼女の才能が百パーセント発揮できる人生であってほしい。

Photo_8

..... ありがとう りささん.....

[Picture selection of Risa]

 

追加記事:

綿矢りさ x 篠山紀信 in 論座, pict by 705NK


[PS] サイン会、無事に行きそして彼女のお姿に接しそしてサインもいただいてきました。
これを記念して、彼女の情報をここにまとめたいと思います。--
All about risa wataya

1. rtf's article about risa

綿矢りささん,初のサイン会無事終わりました...Pict by 705NK (with many her shot/画像)

綿矢りさ x 篠山紀信 in 論座, pict by 705NK (with her special shot/画像)

綿矢りさ・田辺聖子の新春対談(1), (2), (3) (全文+スクラップは、コチラ)

綿矢りささん,「書く時は夢見てるみたい」

京都・三条通り,伝統とモダン--Pct by 705NK (サイン会途上記録)

「夢を与える」の読後感想

綿矢りささんが読売新聞の書評委員に (2008年4月)

「ふるさとへの手紙」 by 綿矢りささん (2008年6月)

「夜はやさし」書評 by 綿矢りささん(2008年6月)

迷宮百年の睡魔 解説 by 綿矢りさ

 

2. 綿矢さんビデオ(Risa's videos)

 ・美少女作家「綿矢りさ」の「インストール」 「インストール」で第38回文藝賞を受賞、その時のショートスピーチがあります (2001年12月02日)

 ・筑紫哲也の『NEWS23』での、特集番組「筑紫録:綿矢りさ」 (2007年)

芥川賞受賞から3年後の綿矢りさ@NHKと筑紫さん

 ・筑紫哲也の『NEWS23』イメージピックアップ (2007年)

3.綿矢さんファンクラブ・掲示板・BBS

綿矢りささん関連2ch

4.綿矢さん関連特選情報

 ・綿矢りさウィキペディア(Wikipedia) 

1984年2月1日 - ) は、日本小説家京都府京都市左京区出身。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。高校在学中「インストール」で文藝賞を当時最年少の17歳で受賞しデビュー。大学在学中の2004年、「蹴りたい背中」により19歳で芥川賞受賞(金原ひとみと同時受賞)、同賞の最年少受賞記録を大幅に更新し話題となる。2006年に長編第3作『夢を与える』を発表。大学卒業後は専業作家として活動している。筆名の「綿矢」は、姓名判断を参考に中学時代の同級生の姓「綿谷」から拝借したもの。

 ・綿矢さんインタビュー(NHK首都圏ネットワーク)「これからも揺れ動く人の心を書き続けていきたい、見つめていきたい」  (2007年2月5日)

 ・芥川賞受賞後初の書き下ろし『You can keep it.』を上梓 綿矢 りささん 「私は、あんまりああいう男友だちはいらないです(笑)。自分の性格も反映しているから、望んでいるというよりは登場人物がそういう風になってしまう」 (Waseda weekly 2006年1月19日)

5. その他

 ・日本の近現代文学史 最年少で第130回芥川賞を受賞した綿矢りさや金原ひとみなど若い作家の活躍も目立ってきている

6. 著書・共著作品

蹴りたい背中
インストール
夢を与える
作家の読書道
文藝 2006年冬季号
しょうがの味は熱い(あらすじ紹介)

7. 綿矢りさ解説本

綿矢りさのしくみ
サディスティックな人格
少女機械考
闘う書評

Aera_5 Wataya2

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

本って、その人の感性がでると思うんです。
綿矢さんの本は、読んだことないんですが、
外見とは、少し違った苦労とか経験をされているのかもしれないですね。

投稿: るぱん | 2007年2月11日 (日) 23時21分

るぱんさん

芥川賞受賞作の書き出し..「さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて,胸を締め付けるから...」

http://blog.livedoor.jp/return_to_forever/archives/172294.html

でノックアウトされましたね。川端康成の「雪国」に匹敵する書き出しではないかと密かに思っています。

いろんな苦労を少なくとも思考実験している作家だと思います。


投稿: rtf | 2007年2月13日 (火) 21時48分

トラックバックありがとうございます。
京都でもサイン会あったんですね。
知りませんでした。
大垣書店烏丸三条店にも10日ほど前に行ったのに。
残念。

投稿: パンだ | 2007年2月19日 (月) 22時44分

先日、地方でサイン会あって、当日メッセイジ書いて出してといわれ書いて出したら不審がられたかも。。
ガードが固くて自分も綿矢さんも緊張してあまり楽しい感じではなかった。
帰り関係者に付けられた。不快でした。犯罪者みたいに見られて。。
無理してサイン会を部数売り上げに利用して、本人がいやならやらなければいい。
こっちだってサイン会遣るなら行くし遣らないのなら無理に遣れといわないし。
もう行きたくない。やめてほしい。

投稿: | 2007年5月 5日 (土) 12時51分

こんにちは

ずいぶんと不愉快な思いをされましたね。
ただりささんにはストーカーがつきまとっているようでとても警戒されています。
サイン会の時も写真撮影は禁止でしたし直接話しかけるのもアシスタントの方が付き添った状態でした。

可愛らしいから仕方ないですが大変ですよね。
事情を察していただいてこれからも彼女の応援お願いします。

投稿: rtf | 2007年5月 6日 (日) 10時43分

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