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森内俊之名人が、「鋼鉄流」貫き十八世名人に 

十八世名人の称号は「鋼鉄流」のものに--。第65期名人戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)はフルセットの激闘の末、森内俊之名人が4勝3敗で郷田真隆九段の挑戦を退け、通算5期目の名人位を獲得。「常勝将軍」木村義雄十四世▽「巨星」大山康晴十五世▽「自然流」中原誠十六世▽「光速流」谷川浩司十七世に次ぐ5人目の「実力永世名人」として、将棋界の歴史に名を刻んだ。

 

 おめでとう。大変な偉業ですね。長い将棋の歴史において,家元制から実力制に移行してからはまだ五人しか誕生していない永世名人の称号を得た記念的な勝利でした。1997年、谷川浩司九段(十七世名人有資格者)以来、10年ぶりとなりました。

対局後のインタビューを聞いて見ましょう。

 --羽生さんよりも先に永世名人の称号を得ましたが……。

 森内 羽生さんや今までの永世名人に比べると、自分は実績不足。でも、今から追いつけるわけではないので、数字以外のことで自分の存在価値を見つけたい。

 --第6局で大逆転負けした後、気持ちをどうたて直したのか。

 森内 その場面が夢にも出てきたが、時が解決してくれた。いけると思ったところから勝ち切るのは大変だと改めて思う。

小学生の時から羽生さんとはライバル同士。羽生さんが華麗にタイトル奪取を重ねた時にも地道に対局を続けいました。将棋の内容もしぶい守りが基本。決してファンを喜ばせるものではありませんでした。しかしだからこそ負けづらい。そんな彼が羽生さんを追い抜いた一戦でした。

 

一夜明けた30日朝、愛知県蒲郡市の旬景浪漫銀波荘で「やっと楽になりました」と改めて喜びを語っています。

 「出だしから連敗して厳しいかと思いましたが、第3局で勝てて、ひと息つけました。第6局で逆転負けしても、それで終わりでなかったという意味では、ツキがあったと思います」と、挑戦者・郷田真隆九段(36)とのフルセットの激闘を振り返った。「ずっと緊張した日々が続いていたので、それが終わって力が抜けた感じです。しばらくゆっくりできれば。早く帰って、子供の顔が見たいですね」と言い、笑顔を見せました。

 

本当に大タイトルを目の前に緊張の連続だったのでしょう。ゆっくり休養をとって次の飛躍に繋げて欲しいものです。

 

◇柔軟で懐が非常に広い--中原誠永世十段(十六世名人)の話

 森内さんは近年、急速に台頭してきましたね。その将棋は柔軟で、懐が非常に広い。受け身になるのを苦にしない強さがあります。しっかり読むタイプで、体力もあるから、持ち時間の長い名人戦には向いていると思います。

◇充実の30代に結果残す--谷川浩司九段(十七世名人)の話

 森内さんは実力のわりに20代で結果を残せず、羽生さんとは実績で差が開きました。でも、「彼は彼、自分は自分」と気持ちの整理をつけられたのでしょう。そのことが30代での充実、さらに永世名人へつながったと思います。

  

 【森内名人の略歴】 横浜市出身。82年、勝浦修九段門下で奨励会入り。87年、四段へ昇段してプロ棋士に。02年、初タイトルの名人獲得、九段へ昇段。04年、3冠制覇(名人・王将・竜王)を達成。04~07年、名人戦4連覇。タイトル獲得は名人5、王将1、竜王1、棋王1の計8期。通算成績は706勝358敗、勝率6割6分4厘。

 【ことば】◇名人◇ 江戸初期に大橋本家と分家、伊藤家が幕府から将棋指衆と認められ、この三家から将棋界最高位の存在として選ばれるようになった。明治以降は将棋界の総意で有力者を推挙する形に。1935年、名人戦が始まり、終身制から実力制へ移行。49年、通算5期獲得者に永世名人の称号を贈ることが決まった。


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» 歴史的瞬間!…森内 俊之 名人が防衛で『第十八世名人』に…/『第65期 名人戦 最終第7局』 [Danchoのお気楽Diary]
昨日からの2日間…緊迫した、{/v/}「天下分け目の決戦」{/v/}…『名人戦 最終第7局』が、愛知県蒲郡市で行われましたね{/face_warai/}。 個人的には、本当にワクワクドキドキしながらの、この3日間だったと思います。 戦型は、昨日もお話したとおり、このシリーズでは初めて登場する、角換わり腰掛け銀。 今日、コンビニへダッシュ{/ase/}し、毎日新聞をゲット。 1日目は、41手目を郷田九段が封じて終わりましたね{/face_yoka/}。 昨日、Webで1日目の指し手が更新されるか... [続きを読む]

受信: 2007年7月 1日 (日) 14時33分

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