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SIA--高樹のぶ子さんがNHKラジオ深夜便で思いを語る

 高樹のぶ子さんご自身のブログでの紹介があり,NHKラジオ深夜便での「人生私流」のトークを聴きました。

AMラジオをじっくりと聴くのは本当に久しぶり,受信状態も悪く雑音の中で興味深い話に耳を傾けました。

 今彼女はSIAプロジェクトを主導しています。Soaked In Asiaの略称で五感でアジアの国々に浸るという意味合いです。

特長的なのが小説を通じて各国の日常生活,普通の人達がどのように生きて,稼いで,恋愛して,けんかしてといったその国の今を伝えるとのことです。

そのために各国のある意味日本人の期待を裏切るような作家たちに逢って話し合い今の香りを伝えているのです。

 ベトナムでは,チャン・トゥイ・マイという女性作家に逢いメコン川を一緒に旅しながら話し合ったとか。ベトナムというとベトナム戦争をすぐにイメージしてしまいますが,ラマン(マルグリッド・デュラス著)という小説の舞台になったのがメコン川。植民地時代にも自由な考えや交流があったそうです。チャン・トゥイ・マイは「天国の風」という小説を書いています。風は天国から吹いてくるという感覚が当地に入るとなんとなく分かるような気がするとか。支配されていた時もそのような風を感じていたのでしょうか?

 話を聴いていて一番のキーワードは植民地たったと思います。アジアの国々で実は日本だけ植民地支配を受けていないのです。アジア各国は長く支配されそして独立して行った戦いの歴史があります。ただアジアの国々の多様性というか支配下の実態や事情は国々で全く異なっていたとのことで,それは国民性の違いでもあるでしょうし文化の奥深さでもあるのでしょう。

 その史実は今にも影を落としているのでしょう。

 

そして最後の彼女のコメントが印象的でした。「日本は本が売れなくなったとはいえ,アジアでは小説家として食べていける人は本当に少ないのです。日本は別格で恵まれています。」

[参考] 植民地から見事復活した台湾の今  台湾紀行-IT産業(続) (結) 

 


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