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ダーク・タワー(スティーヴン・キング著)をついに読了しました

 
  長い旅でした、このガンスリンガーである主人公ローランドとの旅。その行き着く先は天国なのか地獄なのか..それとも.
 
スティーヴン・キングの小説を読むのは初めてでした。この 「ダーク・タワー」,全7巻ですが,各巻が上・下や上・中・下と二・三巻あり全部で文庫本で16冊になっています。さらに一冊のページ数が400ページ以上で中には500ページ以上も。
今回読み終えた記念にページ数を数えてみました。合計で7208ページでした。(著者自身の後書きも含めています)。
 
 確か読み始めたのが去年の12月でした。それからほとんど通勤時間を利用して読んでいました。時間や空間それに読む人の想像をはるかに超える展開に,読者はただ身を任せるしかない小説でした。途中でついていけなくなってかなり時間を置いてそしてまた再開と結局10ヶ月以上彼の旅の付き合いをしたことになりました。
 
でもそんな時間で驚いてはいけません。というのも著者はこの作品を書くのに22年以上の歳月を掛けているからです。1982年に書き始めて2004年に完成させています。まさに彼の生涯をかけた一作であるわけですから,思いのたけが込められているわけです。図らずも訳者の風間さんが書いていますが,このダーク・タワーはジャンル混合のハイブリッド大河小説です。ファンタジー,SF,ホラー,ミステリー,ハードボイルド,ウエスタン,ラブロマンスそして冒険小説などの要素が渾然一体となっています。またご自身の他の作品とも関連性を持たせています。
 そしてなんとも奇妙なことに著者自身がこのダーク・タワーの小説の中に出現もするのです。リンクが至るところに張り巡らされていてさらにその間を行き来できるような仕掛けが組み込まれていることで異次元世界・並行世界・多世界の迷宮が目くるめく展開されていきます。
 そのため読者が先読みすることはほとんど不可能で,つまり発射されたジェットコースターに乗ってしまって身を任せるしかない状態で読み進んでいくしかないのです。まさにその旅の醍醐味は,目的地の暗黒の塔にあるのではなくその行き着く過程にあります。友情や愛情,そして恐怖体験や異次元へのワープ,虚構と真実などおよそ凡人が思いつく要素が120%盛り込まれています。

この本には下記の著名人が解説を寄せています。
 
恩田陸
栗本薫
乃南アサ
養老孟司
角田光代
 
 その中で角田さんが「少年の心を持った人」とキング氏を表現しこの小説を恐怖と言うよりはキング氏の想像力の巨大さに度肝を抜かれる作品だと言っています。その無限とも思われる想像力が展開される世界にドップリと漬かった10ヶ月あまりでした。

以下に各巻のタイトルとページ数をまとめてみました。

ダーク・タワー(1)ガンスリンガー...405pages (1982年)
ダーク・タワー(2 )運命の三人...743pages (上/下) (1987年)
ダーク・タワー(3 )荒地...955pages (上/下) (1991年)
ダーク・タワー(4 )魔道師と水晶球...1455pages (上/中/下) (1997年)
ダーク・タワー(5 )カーラの狼...1366pages (上/中/下) (2003年)
ダーク・タワー(6 )スザンナの歌...761pages (上/下) (2004年)
ダーク・タワー(7 )暗黒の塔...1523pages (上/中/下) (2004年)



【著者情報】キング,スティーヴン(King,Stephen)

1947年メイン州生れ。貧しい少年時代から恐怖小説を好む。高校教師、ボイラーマンといった職業のかたわら執筆を続け、’74年に『キャリー』でデビュー。好評を博し、以後『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを生み、“モダンホラーの帝王”と呼ばれる

   

【訳者情報】風間賢二(カザマケンジ)

1953年東京生れ。武蔵大学人文学部卒業。『ホラー小説大全』で第51回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

[ref] The Dark Tower.net..... you can get every information about dark tower.


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