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ひろゆきがティム・オライリーに「Web2.0ってなんだったの?」

 

これは興味深い対談でしたね。

11月14日夜、2ちゃんねる管理人の西村博之氏が、Web2.0の提唱者であるTim O'Reilly氏と初めて顔を合わせたのです。

 Web2.0 EXPOを前日に控えたこの日、IT・コンテンツ産業の発展を目指す「Venture BEAT Project」イベントが都内で開催されました。そこにゲストとして招かれていたのが西村氏と、10年ぶりに来日したO'Reilly氏でした。2人はすぐにうち解け、ゆっくりと語り合ったのです。

 

Web2.0については,梅田さんの著書を中心に大変興味深く見守っているのですが,Web2.0の提唱者とされるTim O'Reilly氏の話を聴けるのは大変興味深いものです。

西村氏:Web 2.0という言葉を作り出したのは3年前?

O'Reilly氏:2003年に最初のアイデアを話し始め、2004年からWeb 2.0カンファレンスを始めた。Web 2.0に関する記事を書いたのは2005年。でもWeb2.0という概念について考え始めたのは10年前くらいから。そのときは違う名前だったけどね。

O'Reilly氏:1997年にオープンソースについて話したとき、みんなLinuxのことばかり話してたけど、オープンソースとインターネットの接続について考えないとね、と私は言った。特に、IBMのPCの歴史から私が学んだことだけど、業界の変革の時期には物事の価値がある業界から違う業界へと移ってしまうことがある。このことは、Web 2.0って言葉が出る前に「Open Source Paradigm Shift」っていう論文を書いて説明したよ。

 IBM PCの歴史をみると、1981年にオープンスタンダードのPCを発表し、業界を乗っ取った。何が変わったかというと、ハードからソフトにフォーカスがシフトしたということ。ハードはコモデティになってしまったんだ。

 

西村氏:Web 2.0という言葉については?

 

O'Reilly氏:ばからしい名前だよ。ウェブの新しいバージョンだと思っている人が多いし、そういう意味で使ったんじゃないのに。この言葉を使ったのは、みんな、ドットコムバブルの後、ウェブが終わったと思っていたからだ。でもウェブは戻ってきた。「Return of the Web」なんだ。

  

この二人の会話に割り込むのは難しいのですが,オライリー氏がIBM PCの歴史に学んでいるというのはとても興味深いですね。私もそれを見つめてきた一人としてグローバル経済ではとても想像が付かないような大変な変化が起こりうるというのを実感しています。それほどIBM PCの歴史は衝撃的でした。

 

O'Reilly氏:IBM PCの話に戻るけど、IBMは事実上、オープンソース ハードウェアを作った。というか、オープンスタンダードハードウェアかな。そして何が起こったか。ハードは無料に近くなり、いまや数百ドルでかえるようになった。材料費だけだ。でもソフトウェアの価値が上がった。IBMはそれに気づかなかった。だからこの業界をコントロールできなくなった。

 今も同じような変化が起こっている。Web 2.0のことを考えたとき、私はオープンソースソフトとインターネットの関係を考えた。つまり、ソフトウェアがコモデティになりつつあるってるってことだ。

 インターネット上ではみんな同じソフトを使ってるんだから。Apacheとかブラウザとか、みんなフリーでしょ。価値が無くなったかというとそうではない。IBMのPCのときは、価値のあるところがハードからソフトに変化したってこと。つまり、インターネットはソフトウェアの価値を何か違うところに持っていこうとしてる。それは何か。それが、Web 2.0なんだ。

 

うんうん,そのような流れになっているのは分かっていますね。

O'Reilly氏:私が考えているのは、まず、ユーザーが中心となって巨大データベースを作り、多くの人が使えば使うほどそのデータベースは良くなっていってるってこと。“ネットワーク外部性”が成功を導いている。1997年に私はこのことを“Infoware”と呼んでいた。でもそれは正しくなかった。きっと“Peopleware”って言うのが正しいと思う。

 

Peoplewareですか,うーんなかなかの表現ですね。そういえばマイクロソフトがPeople ready businessという広告を打っていますが,何かpeopleというのがキーワードになってくるような気がします。Web2.0は確かに有象無象の一般市民が情報を打ち込んでデーターベースを構築していく過程がないと成り立たないのですからとても人間的なフレームワークなのかなぁ?

 

話を終えて、西村氏はO'Reilly氏の印象について次のように語っています。

 

 「僕はO'Reillyの本を読んだことがないけど、Web 2.0ってどう?みたいな話はよくネット上に流れてた。で、僕も完全にバズワードだろうと考えていたから、それバズワードじゃないですかって聞いてみたんですけど、彼が言いたかったのは、なんだかわからない事象ってのは確かにあって、でも相対的に何もかもがゼロになって価値がなくなるなんて状態はやっぱりあり得ない。そこには何かがある、でもその何かは具体的には決まっていない--だから、その何かをとりあえずWeb 2.0って呼んでみようってことだと思うんですね。であれば、僕は納得できて。あ、O'Reillyはわりとまともな人だったんだって感じました(笑)」

 

参考:

 CNET Japan

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

仕事に使える2ちゃんねる

IT達人の仕事術


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