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佐藤康光、残留を決める

たった今佐藤康光が、木村をついに下して残留を決めた。顔面が紅潮し時折髪をかきむしり眉をぴくぴくさせていた険しい表情が、わずかに穏やかに。安堵の様子が垣間見れた。
そしてすかさず先崎八段が、木村の詰みの手順を指摘したのか、佐藤が驚いたようなきょとんとした表情を見せた。お互いの一分将棋のぎりぎりの戦い、そのような場面があったのかも知れない。しかしその事実があったとしても、すさまじい戦い、歴史的な名局だった。

佐藤が中盤で優位を築いたように思えたのだが、終盤にて木村の驚異的な粘りから一瞬勝ちの局面もあったようなのだ。
解説の橋本が、「感動しました」とプロをも唸らせた鬼気迫る大熱戦だった。

カメラが、切り替わり久保利明と三浦の戦いに。久保は、午後11時になって少し有利と思える局面で寄せきる手順を見出せなかったのか千日手にして指し直しているのだ。

下のビデオは、前日11時ころの局面。久保が千日手を決定させた貴重な場面が収録されている。

千日手の一局を始める前、久保が丁寧に盤面を布で拭いていたのを見て、深浦は「胸が熱くなる場面だ」とコメントしていたのが印象的だった。

本当に長い一日が、久保と三浦にはまだ続いている。

そして、羽生善治が森内名人へ挑戦する。


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コメント

rtfさん、ご無沙汰しています。

しかし、今期の「将棋の一番長い日」は、観戦しているファンにとっては胸を打つものばかりでした。

羽生二冠が、「永遠のライバル」である谷川九段を完封して挑戦権を獲得もそうですし、佐藤-木村戦は、佐藤二冠が今までファンに見せたことのないような表情で盤面に向かってまさに「格闘」していましたし、一番熱い戦いが期待されていた、両対局者にそれぞれの目標があった三浦-久保戦は、千日手が成立した局面に立ち合え、休憩時間中の盤面が、いかにも激戦を物語る感じで駒が散乱していました…。それを23時30分に、元・タイトルホルダーの三浦八段が駒を出して並べることろも拝見することができ、この勝負は、未明に決着し、結局久保八段が降級となりました…。
佐藤二冠も土俵際まで追い詰められましたが、和服で挑んだ木村八段をギリギリの将棋で敗って残留を決めるなど(しかも、自玉に詰みがあったことを先崎八段に指摘されて、何とも言えない表情を浮かべたのが…特に印象的でしたし…)、ドラマ満載でしたよね。

さて、これで、羽生二冠が森内名人へ挑戦するわけですが、『永世名人』の称号獲得という意味ではよもやの展開で森内名人に先を越された羽生二冠…これはモチベーションが相当違う戦いになりそうで、最高の舞台と思っています。

本当に楽しみな展開になりました。

個人的には、森内名人がぐうの音も出ないほど、羽生二冠に圧倒していただいて、「十九世名人」を決めてほしいとは思っているのですが、さて…。

とにかく注目ですね。

(ここのところ、小生の方が倦怠感や体調含めたあらゆる面で不調からか、ブログウォッチングがままならず、rtfさんの面白いブログを解読するのも久々になってしまったことを、お詫びします。)

投稿: Dancho | 2008年3月 8日 (土) 01時02分

Danchoさん、

ご無沙汰しております。コメントいただいていてお返事できずにいました。
今回のA級リーグは、本当に面白かったですね。そして名人戦七番勝負、これは白熱しますね。良い棋譜を残してもらいたいし、深い読みも楽しみです。
 
いろんな戦いを見たいですね。

投稿: rtf | 2008年3月26日 (水) 23時05分

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