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NHK杯将棋 中座真 vs 島朗

個人的に大注目の中座真七段は今日強豪の島朗九段と対戦。横歩取り△8五飛戦法(別名中座飛車)という独創的な先方をあみだし、順位戦C級の棋士としては大変珍しい全国的な著名棋士となりました。[この独創的な戦法をあみだしたことで第26回(1998年度) 升田幸三賞を受賞]
出身もrtfと同じ北海道稚内ということで親近感もあります。是非このNHK杯で勝って、不覚にも昨年降級してしまった不運を吹き飛ばして復活につなげてほしいと思っています。
また彼は、個人的にもNHK将棋放送の聞き手の中倉宏美の姉の中倉彰子を妻としています。中倉両姉妹はNHKの聞き手としても素晴らしく人気も高いお二人。彼女たちの期待も背に熱戦を期待します。解説は、木村一基さんです。

局面は中盤の難所。前もって7三にいた角を△8二角と引いて当たりを避けたうえで8五歩とつき▲同桂を強要した場面。この手順は独創的で解説の木村も指されてはじめて納得し絶賛しました。 一見受け主体のようでいて、桂馬をただ取りし駒得を目指す順だったのです。その構想どおりになった後手の中座。しかし将棋は、そんなに甘くは無かったのです。島は、後手の薄い囲いに反撃の糸口を見出そうと虎視眈々と狙っています。
 
中央から反撃の島、と金を作って相手王に迫ります。このあたりの手順は、粘り強くアマチュアには参考になります。拠点を残す指し方で相手に圧力をかけ続ける島、迫力のある終盤戦です。 いったいどちらが優勢なのか、さっぱり分からない熱戦。
 
受け続ける中座、決め手を与えないように細心の差し回しです。島の▲3三金は、粘着質の攻め。しかし中座は落ち着いて対応、どうも後手の王はこの攻めから逃げ切ることが出来そうです。王手飛車をかけられましたが、先手の持ち駒は他にはありません。
 
△5五角から△5六角と攻防の角が最後の決め手、中座は難敵を倒し見事な勝利を収めました。大変な熱戦で感想戦の時間が放映できず。将棋の楽しさをじっくり堪能できた一戦でした。 次の相手は、森内俊之前名人。どのような戦いを見せるか大注目です。

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