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百日紅 by 杉浦日向子さん

1 杉浦日向子さんの百日紅(上), (下)を読みました。正確には、1990年当時サンマンコミックスにより出版された百日紅(一)-(三)という三部作。江戸の浮世絵師、葛飾北斎とその娘お栄、弟子の3人の共同生活を中心に、彼らにまつわる奇妙なエピソードが江戸の世の生活感を交えて描かれたコミックの傑作です。葛飾画が各話の表紙に描かれているのが乙ですしでしゃばりすぎない語り口と控えめな絵の描き方が行間を読ませ余韻を残します。

実は後で調べて分かったのですが、杉浦さんは若くしてすでに亡くなっているのです。このような個性的な描き方で歴史的な人物や風情をもっと描いてほしかったです。

第二巻のまえがきで、村上龍さんが、第一巻の第八話、北斎と弟子の井上政(まさ)がすっぽんを食べるエピソードを読んで、村上さん自身新橋にタクシーを走らせてすっぽんを食べに行ったことを紹介し、あの「欲情」は何だったのだろうと振り返っています。彼は、表現者の勝利とし杉浦さんの作品には「民主主義なんかなかった時代に、いいことやうまいものはいっぱいあったんだなぁ」と連想させて楽しいと書いています。

杉浦日向子さんの残した作品をたどってみたいと思っています。

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