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NHK杯将棋 渡辺明 vs 森下卓、竜王戦に向けギアアップ

渡辺明竜王と森下卓という大物同士の注目の一戦。実は森下は、昨年の深浦 vs 渡辺戦の解説をしています。深浦は、森下の花村元司一門での弟弟子。あの真剣師上がりで妖怪的な差し回しの師匠のもとで、なぜか正反対に二人ともオーソドックスというか正統派の戦い方が身についているのが印象的です。
 今期渡辺はタイトル保持者として、一回戦はシード。森下は、櫛田陽一六段を破っています。
 
さて、この二人の対戦、戦前の予想通り本格的な矢倉で、先手の森下システムの構えに対して後手の渡辺は端を伸ばして圧力をかけます。じっくりとした中盤戦になるかと思っていたところ、渡辺がいきなり歩損の端攻めを仕掛けます。これは先手の桂馬が二筋に跳ねているため、端で入手した香車を4五に打つ狙いがあるため仕掛けた研究手順だったと述べています。
 後手は、4七に香車を成りましたが、先手も駒得をいかして切りかえして受けきろうとします。


 
 先手の駒得が広がり後手の寄せが決まるかどうか? 手に汗握るきわどい戦いです。


△8六銀と打ち込んで行きます。狭い王ですが、逃げ切れるのか?


 
中段へと王の脱出を図りたい先手、後手は△8七銀成らずと両王手をかけていくが...

さすが受けの強い森下、▲8四歩とと金を作りながら受けきる構想を見せます。

しかし、△2八角を見過ごしていたのか? あわてて飛車を逃げたが、意外と狭い王は最後に△6二桂が決め手となって後手の渡辺が勝ちきりました。
寄せに一筋の見落としがあったと、渡辺は感想戦(およびブログ)で言っています。(△9六龍で受けなしと思っていたのが、▲6四歩△5三桂に▲6五銀で逃げ切れる) たださすがの読みを見せ、竜王戦に向けてギアがアップしてきたと感じました。(対局は8月4日だったようですが、放送がされることでファンは盛り上がりますからね!)




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将棋」カテゴリの記事

コメント

今回のNHK杯も面白い将棋でした。やっぱり、終盤って大事なんだと改めて感じました。森下さんの入玉は防げないので、渡辺竜王、勝すべなしと思ってたのですが、最後に勝ったのは渡辺竜王でしたね。びっくりです。

投稿: uno | 2008年9月22日 (月) 01時27分

今日のNHK-BSで当の森下さんが、「自分の逆転負けでもかなりひどい部類」と言っていました。
残念そうでしたよ。

投稿: rtf | 2008年9月27日 (土) 19時43分

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» NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第5局、とか。 [メタボとさよならをめざすブログ]
先週予告しました、▲森下卓九段vs△渡辺明竜王 の対局を、両親宅にて見てきました。 今朝の記事で書いたとおり、(脳梗塞で入院し、16日に)退院したばかりの父と一緒に観戦です。 予想どおり、相矢倉・森下システムに。後手番の渡辺竜王が△9六歩の突き捨てから角切りの強襲{/ee_2/} 後手の攻めが繋がるか否かが焦点になりました。 父「角を切るのか〜」「無理攻めだ{/atten/} 無理無理」 私も竜王の攻めが細いかなぁ、と思って見ていました。 父は、午前11時ちょっと過ぎには、森下九段の勝ちを断言。... [続きを読む]

受信: 2008年9月21日 (日) 20時49分

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