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NHK杯将棋、森内vs中座真、佐藤康光vs福崎文吾、雑感

この二局は、週末に外出が重なったため自宅でのテレビ観戦ができませんでした。ただGigabeatを持って出歩いていたため、戸外で移動しながらリアルタイムに流れをチェックできました。
森内(俊)vs中座真は、北海道の千歳空港から苫小牧への移動の最中、そして佐藤康光vs福崎文吾の一戦は原宿の通りのOmotesando hillsの中で見ていました。
いずれの戦いも、どちらかというと一方的な戦いになっていました。森内は若手(とはもう言えない?)の中座を圧倒していましたし、佐藤は今まで福崎に負けていないという実績通りこの対戦もほとんど付け入る隙を見せずに圧勝しました。
最近の将棋は、一時期の既定の定跡をたどる将棋とは異なり、各々の棋士が序盤から工夫を凝らして一見すると力将棋や素人の将棋とも見えるような従来の理論を凌駕する対戦が多いためか、ともするとたった一手応手を誤ったことで、もう立ち直れないような形勢に追い込まれることがあると思います。それだけ危険な道を歩む将棋と思います。
 
面白いのは、このような流れのきっかけを作った中座飛車定跡の本人の中座や定跡に囚われない個性的な差し回しが特長の福崎が、この最近の将棋のトレンドでは力を出し切れていないということです。もちろん森内や佐藤といった実力者が相手のせいかも知れませんが、先頭を走っていたつもりが後ろから実力者にぬき去られるマラソンを見ているような感じを受けました。
 
二人の個性が、これから一層発揮されてさらに新しい将棋を見せてもらうことを期待したいですね。
森内は、野に放つと危険な存在と感じました。名人位を持っていた時よりも指し手に伸びが感じられます。大胆な受けや軽快な攻めが輝いています。このNHK杯の本命の一人だと思います。
もちろん佐藤も三連覇を狙っているでしょう。このNHK杯で三連覇なんてとても考えられないことですが、短時間の将棋で彼を負かすのも確かに大変です。佐藤戦は本当に楽しみなカードとなりますね。注目していきましょう。

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