「自分はアマチュア・サイエンティスト」ノーベル化学賞の下村脩氏
日本人として6年ぶりにノーベル化学賞を受賞した米マサチューセッツ州在住のボストン大医学校名誉教授、下村脩(おさむ)さん(80)は内外から「型破りの独創性の持ち主」と評されてきた。穏やかで謙虚な人柄だが、「『難しいからやらない』という発想が一番嫌い」と公言する強い意志の持ち主。物理学賞に続く、日本人の連続受賞に列島は驚きと祝福ムードに包まれた。
京都府福知山市で生まれた。大変な時代だった。陸軍将校の長男で幼少期は満州、大阪で過ごした。中学生のとき長崎へ疎開し、転校初日に学徒動員で軍需工場へ駆り出された経験を持つ。16歳のとき、原爆が投下され、終戦後も中学の卒業証書がないため、高校に進学できなかった。...続く
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