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レッドクリフ(Part1)、アジア版ベンハーと命名すべき力作!

122832088713316305891_redcliff01_2イオンモール草津で一番期待していたWarner Mycal Cjnamasで早速「レッドクリフ(Red Cliff)」を見てきました。とても充実した設備で観客も少なく雑音なしでじっくりと鑑賞できました。特に空調が素晴らしい。これは常々思っていたのですが、映画館内の空調が悪いと匂い・香りや酸素濃度(ってそんなに君は繊細か?)が気になって映画に集中できないんですよね。
 
それでレッドクリフの映画そのものの感想ですが、これは素直に感情移入が出来とても楽しんで見ることが出来ました。古代歴史を映画化した作品では、ベンハーや十戒が好みなんですが、今回のレッドクリフはアジア版ベンハーと言っても良いと思っています。
三国志のクライマックスの赤壁の戦いが、西暦208年。今年がそれから1800年目の年で北京オリンピックも開催されたという記念の年。
その記念の年に監督が、三国志を独自に解釈し現代人にエールを送る形で蘇らせた意欲作だと思いました。その解釈の仕方や手心の加え方については、三国志に対する思い入れのある方からは反発を買うかも知れませんが、映画とはまさにそのようなものだと思います。つまり監督の意思が色濃く反映されバイアスがかかっても許される個性的な芸術作品だと思います。 (ちなみに今年は源氏物語の発表から1000年記念ということも偶然重なっていますね。東アジアと交流の盛んだった当時、紫式部もきっと三国志を勉強していたんでしょうね)
エイガでつながるクチコミサイト「映画生活」で素子様命さんが以下のように書かれています。

そもそも三国志には歴史の叙述としての「正史」と、それからもっと時代が行ってからの痛快エンタメ小説としての「演義」があり、主要キャラのイメージの大半は、エンタメ小説:演義によるもの。「こういう史実がありました」
というところは分かっていても、実際の人物がどんな人格だったか、年表に載るような「××の戦い」なんていう
史実にいたるまでに、どんなやりとりがあったかなんて、事細かな部分を見た人が生きているわけではありません。

三国志自体が、後々の権力者によって史実に手を加えられ伝えられたものと解釈せざるを得ません。
このジョン・ウー監督は、子供の頃の貧しい時にあしながおじさんを髣髴させる匿名の方から奨学金をもらうことが出来て、映画の勉強を始めることができたと述懐しています。
そしていつかは、三国志を映画化したいというのが積年の夢だったのです。この作品に自身の人生で積もり積もった思いのたけをぶつけたのだと思います。
 
心配していた特撮の入れすぎも適度に抑えられていて良かったです。
それと出演者も演技が素晴らしかったですね。特に金城武に感心しました。冷静な諸葛孔明を見事に演じていました。
それと個人的には、お気に入りだった林志玲(リン・チーリン, Chiling Lin)の演技を楽しめてよかったですね。

林志玲」のビデオ
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彼女は台湾随一の美貌のモデル・タレント。映画では美貌と理性を併せ持った周瑜の妻小喬の役を演じきっていました。
さらに趙薇(ヴィッキー・チャオ)までも登場。日本軍旗ファッションと良妻賢母で政治意思を露呈させ一時期中国国内を騒がせた女優も登場させる懐の広さを見せました。
こんなにも以前から注目していて記事にしていた女優が出てくれるなんてブログの妙味のひとつですね。
 
Part-2は、4月公開とのこと。今から楽しみで待っています。


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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

レッドクリフ、僕はまだ観てないのですがあまり評判は良くないみたいですね。まぁ、こういう作品は史実がどうとか堅苦しいことは抜きにして花火でも楽しむ感覚で観るモノなんでしょうね。映画の話とは別に、演義の曹操の描き方はちょっとひどいと思います。それと孔明を神様みたいに描いてますが、戦はそれほど上手くはなかったらしいです。赤壁の戦いなんて実際は周瑜の独壇場ですからね(苦笑)その点、北方謙三の三国志は正史に近いので感情移入出来ました。北方三国志の曹操はカッコ良過ぎです。
ところでこの間の情熱大陸を観たのですが、タレントを出してきたり要らない説明を入れたりで興醒めでした。そして何より不快だったのは番組スタッフが両対局者に配慮に欠ける質問を浴びせたことですね。テレビマンは馬鹿が多いということを再認識させられた番組でした。

投稿: だいすけべ | 2008年12月31日 (水) 18時17分

だいすけべさん

そうですね、評価が分かれているようですね。ただ面白いことに悪く言う人でも途中で出ていかずに3時間近く最後までしっかり見てるのには関心します。
これが欧米だったら時間のムダと、途中で席を立っていますけどね。

情熱大陸も、私は楽しめました。特に三局連続負けて深夜に一人新幹線を待つ所を見つけてインタビューをしたのは、最高のスクープでした。もっとカメラを寄せて表情を拾っても良かったと思うくらい。
棋士とはいえ対外的にはプロの存在。パパラッチや陰湿な質問を投げつける記者たちにも「あなたとは違うんです」などという捨て台詞を残すような柔な存在ではあってほしくないです。

投稿: rtf | 2008年12月31日 (水) 21時39分

確かにrtfさんが仰るとおり、世の中生きていく上では低俗な輩とも付き合っていく必要があるので、ああいう無礼な質問を柳に風で受け流すくらいの免疫は必要かもしれませんね。ただ、最後の羽生さんへの質問の非常識さは度を越していたと思います。

投稿: だいすけべ | 2008年12月31日 (水) 23時19分

だいすけべさん

A Happy New Year!

そうですね、羽生さんへの最後の質問は度を越していましたね。

ただ確信犯のようにも思えます。マスコミは、「絵」を取るため不躾な質問を敢えて投げつけるようなことはある種の常套手段。
棋士に対してもそのような行動を取ったということは、マスコミとしても棋士いや羽生さんをプロ中のプロだと認めた対応だったとも言えます。

またその羽生さんの対応がお見事でした。いいインタビューだったと思いますよ。

投稿: rtf | 2009年1月 1日 (木) 11時55分

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