【 第108回文學界新人賞発表 】 白い紙 / シリン・ネザマフィ
文学界で権威のある文學界新人賞に、イラン・テヘラン出身のシリン・ネザマフィさんの作品「白い紙」が選ばれました。
今日のNHKニュースのインタビューで受賞の喜びの声を伝えていましたが、彼女は一般企業に勤めるエンジニアで会社の人に小説を書いていることを教えていなかったとのことです。
小説を書いているということが、なんとなく「ちょっと格好悪い、口が裂けても言えなかった」という気持ちだったようです。これで堂々と書いていけますね。この作品では、どれだけ周りの環境が自分の人生に影響を与えるかということを書きたかったとのことです。
日本については、京都の街にとても興味があるとか。京都という街は世界の都市のなかでも特異な面白い街「別世界」と感じているようで、この辺はrtfの感覚と似ていて親近感が沸きますね。
これからも自由に小説を書いていってほしいものです。
シリン・ネザマフィ(Shirin Nezammafi شیرین نظام مافی)さんは、イラン・テヘラン出身。神戸大学工学部卒業・神戸大学大学院自然科学研究科修士課程を修了後、松下電器(当時:現パナソニック)に入社した。母語はペルシャ語。日本語を母語としない作家が文學界新人賞を受賞するのは、中国出身の楊逸さん(2007年受賞、2008年には芥川賞を受賞)についで2人目で、非漢字圏出身者としては初の受賞となる。
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