第19回世界コンピュータ将棋選手権、アマトップとのエキシビジョンが見たい
5月3日から3日間にわたって行なわれた第19回世界コンピュータ選手権は,二次予選から出場のGPS将棋が決勝リーグを6勝1敗の好成績で優勝。2位は同じく6勝1敗の大槻将棋。常連で決勝にシードされていた激指,Bonanza,YSSの3ソフトは,それぞれ2勝5敗,3勝4敗,1勝6敗と下位低迷という思わぬ結果に終わりました。
下克上と一部表現されてもいますが、今年は激しくリーグ戦の成績が動きました。
注目の渡辺明竜王は、下記のコメントを出しています。
優勝ソフトの強さは未知数ですが、前年比で弱くなることはなさそうなので、強くなったと見て良さそうです。問題はその幅で、ほんの少し強くなっただけなのか、かなり強くなったのか。 対プロ戦の平均勝率が3割のアマトップクラスとある程度戦えるようになった(きちんと指せばまだアマトップに分がある)ということは、対プロ5割も遠い話ではありません。と言っても、この少しの差を埋めるのは簡単ではないですが。
ちなみにコンピュータ将棋 対 人間 対戦の記録(高田純一さん集計)によると、昨年の大会以降のアマトップクラスとコンピューターの公式対戦は、下記の3局だけです。
●2008.11.8 ゲームプログラミングワークショップ 激指vs 清水上徹 ○
●2008.11.8 ゲームプログラミングワークショップ 棚瀬将棋vs 加藤幸男×
●2009.3.10 情報処理学会 第71回全国大会 激指vs 稲葉聡 ×
(全て持ち時間60分、○はコンピューターの勝ち)
一勝二敗とコンピューター側が負け越していますね。
アマチュアトップクラスのレーティングは、2008年12月現在2419点ですから、コンピューターの実力もほぼ同等レンジ(か若干下)と思えます。
昨年のアマチュアトップとのエキシビジョンは、持ち時間15分と人間にとって不利でした。できれば、今年も日を改めてでもいいので、一時間以上の持ち時間でトップアマとの対戦を見てみたいものです。
コンピューターのトップクラスの全体的なレベルは拮抗して強いソフトが増えてきたとは思いますが、全体的に底上げできたのか、やはり人間との対戦を見てみたいと思うのは、あまりにも人間っぽいでしょうか?
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