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「手紙」 東野圭吾原作

2006年11月公開、東野圭吾原作「手紙」。 山田孝之・玉山鉄二・沢尻エリカといった人気出演者に 小田和正の「言葉にできない」という名曲がバックグラウンドで、ヒット狙いの軽い映画かなぁと思っていたのですが、なかなかの良い作品、思わず引き込まれて最後まで見てしまいました。

さすがに三人の演技は素晴らしいですね。今の若い俳優さんは人気と実力を兼ねている人が多いです。以前はプロモーションの巧拙で人気だけで幅を利かせている人も多かったのですが、今は実力も伴っていないと上り詰められませんね。
 

武島剛志は、高校3年生の弟である直貴が安心して大学へ行けるような金が欲しくて、資産家の老婆の家へ家宅侵入・窃盗を行なうが、老婆に見つかり衝動的に殺人を犯してしまう。そのために、直貴は「強盗殺人犯の弟」という目で見られ続け、就職も何もかもできない。
ただ、小さな幸せが欲しいだけなのに、そのつかんだ幸せのカケラを本当の幸せに変えようとするとき、「強盗殺人犯の弟」ということがバレてしまうのだった。その度に彼の想いは揺れる。公表、隠蔽、絶縁、寂寥、哀憐と…。

なかなか難しい演技を要求された映画でした。

「言葉にできない」の後に、最後を飾るのが高橋瞳の「コ・モ・レ・ビ」でした。

悲壮な運命にも木洩れ日のような希望を見出す映画でした。

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コメント

手紙は、原作もよみ映画もみました。

犯罪の現場を取り上げることは多くても、
その後を取り上げる作品はみたことがなかったので、
新鮮でした。

身内に犯罪者がいたら・・・その苦悩と葛藤を
細かく描写した作品だと思います。

普通の幸せをつかむことさえ、手が届きそうで
難しい。自分のために犯罪を犯してしまった兄を
責めてしまう。まさに、言葉にできないって状況です。

現代では、メールや電話で済ませてしまうことが多いですが、手紙は重みがありますね。

小田さんの「言葉にできない」の

あなたにあえてよかった
うれしくて うれしくて 言葉にできない

ってしみじみ聞くと泣けてきますね。

投稿: るぱん | 2009年7月 4日 (土) 00時00分

るぱんさん、

お久しぶりです。小田さんのこの曲は、同時代に聞いていました。この新しい映画でピックアップされるということは、カーペンターズやABBAレベルの楽曲という扱いでしょうね。

東野圭吾さんの原作は読んでいないのですが、心理の描き方がすばらしいのでしょうね。

これからも見た映画の感想、取り上げていきます。

投稿: rtf | 2009年7月 8日 (水) 21時39分

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