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2009年11月

強防が強攻をしのぐ、NHK杯将棋深浦康市王位 vs 畠山鎮七段

NHK杯 深浦康市王位 vs 畠山鎮七段は、またまた相矢倉の戦いでした。これがまた見ごたえあります。ごきげん中飛車や相掛にはない味わい。中原誠・米長邦雄・加藤一二三といった先人達が変化を研究し尽くしたはずなのに前年の渡辺明竜王の△5三銀の新変化が登場したり、過去に捨て去った変化が新しい息吹を吹き込まれて再登場したりとまだまだ新定跡が生まれる戦いです。

この戦い、後手ながら攻め気100%の畠山鎮七段が王を入城させずに攻めを開始。深浦康市王位が受けに回ることに。

攻めを強気で受けられた後手ですが、攻めの継続を目指した58手目△6四飛が、どうも後手としては疑問だったかと感想戦で述べていました。
結果は、際どいながらも先手が受けきり勝利をあげました。解説の南芳一九段も矢倉に詳しく参考になる解説を紹介していました。

タイトルホルダーが貫禄を示した一戦でした。

なお棋譜はこちら

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将棋界って、民主党化していないか?

2ee75a25975ec0a1ad51a4e04263faa2渡辺明竜王のブログによると

日本将棋連盟では「棋士がブログ等で図面掲載する場合は、1局1図程度にする」ということになったので、今回よりそのようになりますが、ご了承頂ければと思います

とのこと。
これを読んで、O幹事長のにらみ一つで右向け右といった感じの今の民主党とだぶってしまいました。
といっても、さすがに自らの将棋の解説、ポイントをおさえてわかりやすく解説してもらっていてありがたいですね。
ただ残念ながら時代錯誤といった感じに思えますね。
いずれ権力交代により、この制限が撤回されて、当事者によってもっと深く一局の将棋を掘り下げていってファンに伝えてもらえる日が来ることを待ち望んでいます。
まぁ時間の問題でしょうけれど。

一方、あのハッシーが「SHOGI-BAR」というハッシーのお店を池袋にオープンするんですね。この方面の副業に関しては緩いんですね。
一度行ってみようかなぁ。

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NHK杯将棋、ネット最強者決定戦と同カード : 山崎七段vs木村八段

今日のNHK杯戦、先手:山崎隆之七段 vs 後手:木村一基八段という今年のネット将棋・最強戦(第3回大和証券杯)の決勝戦と同一対戦。その対局は東京駅八重洲口の大和証券本社ビルで観戦しました。相居飛車の将棋で解説が渡辺明竜王と千葉涼子女流という豪華なメンバーで楽しめた一局でした。

今日は、横歩取りの戦い。居玉のままで囲いに二手しか掛けないエコな山崎流囲いから、桂馬をただ捨ての強攻。しかし解説の北浜健介七段が正確に提示していた順、彼の読みも見事でした。

形勢は微妙に見えましたが、結果は山崎隆之七段が寄せきり勝利。感想戦では、木村一基八段のぼやきともいえる楽しいやりとりに矢内理絵子女王も思わず苦笑い。「矢内さんをあきらめます」発言の山崎隆之七段は本領を発揮し「あきらめない」方向に転回するのかな? 

三回戦ではもったいない棋界最高峰の対戦、将棋内容のみならず感想戦でのやりとりも楽しめた一局でした。

[棋譜] NHK杯将棋 先手:山崎隆之七段 vs 後手:木村一基八段

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異次元の読み、竜王戦第3局、渡辺竜王が森内九段を下す

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「やってみたい形だったのですが、自玉がずっと怖い形なので形勢は難しかったです。定跡化されているので、こういう形になるかと思っていたのですが。△7九銀の寄せが見えて、良くなったかなと思いました。次も、一生懸命やるだけです。」(渡辺明竜王)

「封じ手あたりで間違えたのかもしれません。▲2四歩と打っていった方が良かったかもしれませんが…よくわからないですね。興味がある形だったのですが、正しく指せませんでした。」(森内俊之九段)

終局後、二人が口にした観想の言葉でした。
「やってみたい形だった」「興味がある形だった」という言葉に、棋士の純真さを感じます。前記事でも書きましたが、この形は本当に将棋好きの好奇心をくすぐる手順だと思います。

対局二日目、83手目の封じ手がようやく前例の無い変化に導きます。指されてみれば森内らしい守りに重心を置いた手。その後も的確な手で後手王に迫る先手の差し回しで、後手の王は丸裸。控え室の評価も先手乗りだったのですが、それを粉砕する妙着が登場します。

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ひとつめが88手目の△5五馬と引いた手です。この手は詰ましている飛車をどうぞお逃げくださいと言っている手で、しかもその前の手が飛車を詰める△3九歩成でしたからなおさらでした。
さらに驚愕だったのが、上図の△7九銀! 自宅解説の安用寺孝功六段が感想を記しています。

本局、一番のインパクトは96手目△7九銀(図)です。  寄せに入る場合、銀、桂、歩と持っているなら、普通銀はとどめに残し、桂と歩で何か手を作ってと組み立てるのがセオリーです。△7九銀は全くの逆ですし、しかも自玉が裸ならなおさらです。3三角が迫っているうえ、さらに銀を渡してしまいます。そんな状況でこの一気の寄せはすごいとしか言いようがありません。部分的に筋は見えたとしても、この局面では・・とつい打ち切ってしまいそうです。さすがの森内九段もこの銀打ちには一発KOだったのではないでしょうか。  玉の堅さに差があり先手有望かと思ってましたが…。竜王の正確な読みには脱帽です。

谷川・山崎・阿部・大野・戸辺といったそうそうたる控え陣の誰もが一秒も考えなかった妙手で、周囲の形勢評価を一気にひっくりかえしてしまいしまた。
渡辺竜王自身この手の発見に満足したのか、おいしそうにモンブランケーキを頬張るシーンが映っていました。

異次元、という表現がぴったりの差し回しで課題局面をクリアーした竜王。勢いに乗って一気に防衛を決めるのか、森内九段の起死回生はあるのか、第四局に注目が集まります。

[REF] 竜王戦第3局棋譜 @ 東本願寺「渉成園」
 

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竜王戦第3局、現代将棋における課題局面へ一直線

Ryuou2009111082_10今日の竜王戦第三局は、現代将棋において課題局面のひとつとされている局面へ一直線に流れ込んでいきました。両対局者とも、勝負はもちろんその課題局面にひとつの答えを導き出そうとしているのでしょうか?

封じ手の局面、82手も進んでいるのにまだ前例のある手順から変化していません。両対局者とも、研究を積んでいて膨大な変化を予め検討していることをうかがわせます。

この角替りの変化手順、第66期名人戦A級順位戦での丸山忠久vs羽生善治戦、丸山忠久vs郷田真隆戦の棋譜を目にして、面白い将棋だと思いました。
当時は、▲2九飛車とは深く引かずに、一旦▲2六飛車と引いて後手の△3五銀を呼び込む変化が中心でした。
盤上の全ての駒が、最大限の持ち味を発揮し相互作用も複雑で微妙なバランスを見せ、アマチュアにとっても深く考えてみたくなるものでした。

その後も、多くのプロ棋士が指し、その結果今日の手順が現状においては最善の応酬ということになっているのでしょう。
二日目の明日、二人はどんな新手を用意しているのでしょうか? このシリーズの最大の見せ場になると思います。

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明日の竜王戦第三局を前に、第二局を振り返る

渡辺竜王二連勝という予想外の展開になっている今期の竜王戦、注目の第三局は明日京都東本願寺で開催されます。その対局を明日に控え第二局の棋譜を振り返ってみました。

中盤での角引きの柔かい受けを見せた後手の森内俊之九段に対して渡辺竜王は、鋭い端攻めを見せました。周囲の予想を上回る好手でその後の戦いを有利にして勝利にいたりました。もちろん勝ちになるまで141手を要する熱戦でしたが、一貫して竜王がリードを見せていたと思います。

今期の渡辺竜王の成績は、22 勝 8 敗(0.733)と絶好調。そのうち森内九段とはこの竜王戦を含めて4局戦っていますが、すべて渡辺竜王の勝ち。今年は今までのところ一方的な流れです。
これを食い止めることができるのか? 永世名人を名乗る森内としては、心に秘めるものをもって望む先手番の戦いになります。

今日検分が17時から行われ、熊沢良尊作 錦旗書の駒が使われることに決定。そして立会人は谷川九段と舞台は万全。
この一戦の持つ意味は大きい。晩秋の京都が熱く燃える戦いになることでしょう。

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NHK杯将棋: 小刻みな飛車使いの妙、羽生善治NHK杯 vs 井上慶太八段

今日も注目の対戦、羽生善治NHK杯と井上慶太八段の戦い、そして解説もA級に復帰して好調の高橋道雄九段、彼の解説はアマチュアにとってわかりやすく期待できます。
今期の二人の戦績は、ともに五割五分強、まずまずの実績でしょうか。

井上慶太八段23 戦 13 勝 10 敗 (0.565)
羽生善治NHK杯29 戦 16 勝 13 敗 (0.552)

戦いは先手の井上が矢倉に誘導、序盤の手順は少し変わっていましたが本格的な相矢倉になりました。
その後、後手が7筋で銀交換をしたのち角を4四の絶好の位置に配して攻撃を開始します。解説の高橋九段は「この形を許しては先手苦しい」としていました。
確かに後手は好調な攻撃を開始、先手は受け一方になりました。しかしながらさすがの井上九段、力強い受けで一時形勢不明の状態に。しかしそこからが羽生の真骨頂。飛車の押し売りがすばらしい手順、一マスずつ小刻みに飛車を動かし、先手の受けの要の馬との交換に持ち込みます。
それが決め手となりました。久しぶりの見ごたえのある矢倉戦を羽生が制しました。風邪気味の矢内理絵子女王が残り時間が短くなって短時間に終わる感想戦を惜しんでいましたが、まさにそのとおり。じっくりと感想を聞いてみたい戦いでした。

羽生善治NHK杯、次は 阿部隆八段を破った先崎学八段との戦いです。

[REF] 羽生善治NHK杯 vs 井上慶太八段-棋譜

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2009・2010年度の内外景気見通し by 武田洋子

三菱総合研究所の政策・経済研究センター武田洋子氏、対木さおり氏が、2009・2010年度の内外景気見通しという内外経済に関する予測を発表しました。
簡潔なサマリーで世界と日本の専門家による経済予測をパソコンの画面から見られるのは、インターネットの最大のメリットのひとつですね。
いくつかの前提の下の予測ですが、こういった予測にコンピューターシュミレーションはどの程度用いられているのでしょうね?
私の業務に関する予測では、主にアメリカの調査会社のデーターをベースにしているのですが、彼らの予測におけるコンピューター活用はかなり徹底しています。日本の調査会社も似たような状況なのでしょうか? データーをもとにいかに客観性を保つのか興味深いです。

武田洋子氏は先週のNHK日曜討論にて、「鳩山政権 予算は?暮らしは?」というテーマで来年度予算編成はどうなるのか?そして私たちの暮らしは?という議論を政権のキーマン古川内閣府副大臣と討論していました。
草野 忠義(連合元事務局長・行政刷新会議議員)、小峰隆夫(法政大学大学院教授)といった論客に交じってわかりやすい論点を披露していました。政治に論理的なデーターを提示していくのは民間調査会社の役割でしょう。これからも活躍を期待したいものです。

[REF] 米国のサプライサイド政策と労働市場の変貌について by 国際局 竹内淳一郎* 武田洋子**


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松井秀喜超大活躍MVP、"Yankee Fans Celebrate Their Newest Champions"

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松井秀喜がヤンキース契約最終年の最後の最後で大活躍、ワールドシリーズの勝利を導きそしてシリーズMVPも獲得しました。
今年のメジャーリーグ戦前のWBC(World Baseball Classic)の日本チームへの招聘も早い段階から断り不参加、ワールドシリーズタイトル獲得の一念で松井は今年一年全力のプレイを見せてきました。
このワールドシリーズ、敵地では代打のみという限定の出場。ヤンキーススタジアムでも指名打者(DH: Designated Hitter)という極めて限られた出場の中でのMVPですから歴史上異例とも言える活躍ではないでしょうか?

そして待ちに待った優勝パレード、マンハッタンの目抜き通りの大通りを目指すパレードカー、松井秀は乗り込むやいなや、同僚に勧められて一段高いお立ち台に進み、両手で力強くガッツポーズをしたようです。普段はあまり見せない姿で沿道からのやまない「MVP」コールに応じ、「皆さんへの感謝の気持ち。(高層ビルからの紙吹雪は)絵になるし、すごかったのは間違いない」と、声を弾ませていました。

 自身にとって初めてのワールドシリーズ制覇から2日。テレビの収録や行事を次々と消化していく中で「少しずつ実感が出てきた感じがする」。「(優勝への思いは)いままでも強かったけど、経験して、またここに戻りたいという気持ちも加わると思う」と、さらなる前進を誓っていました。

Yankee Fans Celebrate Their Newest Championsとして、ニューヨークタイムズも優勝パレードの様子を報道しています。

Amid the confetti and the toilet paper that was flying through the air, fans also held signs aloft, many imploring the Yankees to keep Hideki Matsui, the most valuable player of the World Series who will be a free agent. 紙ふぶきやトイレットペーパーが飛び交う中、フリーエージェントとなる松井秀喜をキープするように多くのファンはサインを高くかざして懇願していた。

ただし松井の記事の順番は後のほうで、ジーターや他のヤンキース主力選手の後の扱い。冷静には松井のヤンキース残留は難しいと考えているのではないか?
松井にとっても、DHのみ限定されてしまうヤンキースよりも他のチームに行ったほうが良いのではないでしょうか?
いずれにしろ去就が注目されますね。 本当におめでとう。


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棋譜貼付けテスト

平成17年03月27日 放送
第54回NHK杯決勝
【先手】羽生善治 (四冠)
【後手】山崎隆之 (六段)

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