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神戸学校谷川浩司九段講座の全記録レポート

以前紹介した神戸学校での谷川浩司九段の講座の全ダイアログがウェブにアップされています。

谷川浩司九段のこの講座の前週、お父さんが他界するという事情があったにも関わらず、素晴らしい講座となった様子が伺えます。

講演に入る前に、新聞などでご存知の方もいらっしゃると思うので、父の話をすることをお許しいただきたいと思います。先週の金曜に父が86歳で亡くなりました。私は5歳のときに父に将棋を教わりました。将棋ファンの方ならご存知かと思いますが、私には5つ上の兄がいて、こどものころ、よくケンカをしていました。兄弟仲良くするように、と父が将棋盤と駒を買ってきたのがきっかけだったんです。それから、私たち兄弟は将棋に熱中しました。父は、将棋の本を買ってきたり、将棋大会に連れていってくれたり、私たち兄弟が将棋を続けていける環境をつくってくれました。

本題に入る前に以上のように前置きした九段、しかし彼の父の彼への影響はとても甚大で、子供の頃にプロ棋士と駒落ちで対局して負けた際に激しく叱責していたことを相手のプロ棋士がまざまざと記憶に残しているそうです。

そして講座の内容ですが、下記のような題材で話が分かりやすく進められています。

将棋の歴史について
プロ棋士の世界について
将棋界の歴史について
1.引き出し
2.三つの顔
3.買い物
4.醍醐味

一目見て、買い物??というキーワードに違和感を感じたのですが、なんと局面毎の着手の選択を、買い物に例えて解説しているのです。

将棋というのは、局面によって王手をかけられて1通りしか可能性がないような場合もあれば、この局面のような371通りの可能性がある場合もあります。平均すると80通りくらいではないかとコンピュータの専門の方が言っておられました。そこで100のうち直感で3通りか5通りに絞って、残りの95くらいは捨ててしまって、その残した3~5通りを詳しく読んでいくのが、直感でする作業です。この将棋の読みという作業を、将棋を知らない人には、デパートでの買い物に例えて説明させていただきます。

その先は是非ダイアログを読んでいただきたいのですが、いかに将棋を知らない人にわかりやすく伝えようという熱意が伝わってきました。
将棋を伝える講座として歴史に残るものになったと思います。

将棋界にこの谷川浩司九段の存在は、本当にありがたいと思います。
個人的な経験ですが、数年前まで(個人情報保護法成立前まで)、将棋世界に掲載されていた谷川浩司九段の住所に年賀状を書いていましたが、いつも丁寧に返信をいただいていました。

アマチュアを大事にする姿勢、頭の下がる思いです。


情熱大陸×羽生善治・渡辺明・佐藤康光・谷川浩司

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