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2011年2月

源氏物語、読破チャレンジ、again

振り返ってみると、2007年瀬戸内寂聴さん現代訳の源氏物語読破に挑戦しながら、途中で頓挫したほろ苦い経験があるのですが、今回iPhoneの豊平文庫アプリをインストール、無料の青空文庫の何を読もうかなぁと逡巡していて思い至ったのは、なぜか源氏物語でした。それも与謝野晶子訳。どうかなぁと少しずつ試し読み、意外と読みやすい。あれよあれよと三巻の空蝉まで読み終えました。今は、夕顔の半分くらいまで進んでいます。
隙間時間で読めるのと、本自体を持ち運ばなくて良いエコシステムの恩恵で読み進めやすいですね。もちろん作品自体の面白さは必要です。
この与謝野さんの訳を読んで、また瀬戸内さんの訳ももう一度読んでみたくなりました。

とにかく、まずは読了再チャレンジ、このブログでも進展を随時報告していきたいと思っています。

瀬戸内寂聴の源氏物語

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里見香奈女流名人 名局で、防衛成功!

里見さんの名局で名人位防衛。飛車を取り合った際に遊んだ銀を、忙しい応酬の中で引き寄せた一手▲6七銀(85手目)、この大局観が素晴しかった。こんな手が指せたら将棋は楽しい。清水さんも最善の切り込み、清水優勢と思われた終盤でしたが、鋭く切り返し即詰めに討ち取った。祝防衛

[参考] 前期の様子、第36期女流名人位戦五番勝負、第一局里見が石田流で棒金を粉砕

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湯呑、安田宏定作

Cup久しぶりに京都でお買い物、その際に四条高島屋の工芸サロンをぶらりのぞいたのですが、安田宏定さんという若手アーティストの作品展(陶 安田宏定展)が開催されていました。そこにはなんとご本人が。まだ28歳ということで作品を作り始めてからまだ三年、そんな浅いキャリアーの方が、由緒ある四条高島屋で個展を開くことができるのでしょうか?
 作品を見ますと、なるほどなんとも面白い造形、エッジのつくりが薄く個性が光る。土の生地もオフホワイトよりももっと濃く落ち着いた褐色、ひとめ載せられた料理が際立つように思えました。ご本人に伺うと少し鉄の含まれた土を使っているとのこと。窯は信楽なので、「信楽焼きですね」と伺うと「信楽焼きの方々に失礼です」と。確かに正当な信楽焼きとは異色な個性。中には、角をちぎって折り曲げたり、若い危うさのような動きが内在する作品も。
 奇妙に惹かれ、お値段の設定も手ごろだったため、ひとつ買ってみようとご本人の解説を伺いながら選定。写真の湯飲みを購入させていただきました。1200円でした。鉄の含まれた土の色合いが、「焼酎にも合いますよ」と安田さん。まだお茶飲みにしか使っていませんが良い感じ、お茶の味わいが引き立つようです。ただ生地が薄くできているのでたくさんお茶を入れすぎると持つ際に熱いです。是非焼酎にも使ってみたいと思っています。

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第4回朝日杯将棋オープン戦、木村一基八段が竜王・名人を連破し初優勝

第4回朝日杯将棋オープン戦、木村一基(きむら・かずき)八段が準決勝で渡辺明竜王、そして決勝戦で羽生善治(はぶ・よしはる)名人を連破し見事優勝しました。いままで新人王戦に優勝していましたが、全棋士参加棋戦では初優勝となりました。

準決勝に残ったのは、名人を含むA級棋士同士という重量級の組み合わせとなりました。準決勝は、羽生善治名人(40)―郷田真隆九段(39)、渡辺明竜王(26)―木村一基八段(37)。

この日は、京都に出かける用事があったため、iPhoneからの観戦。準決勝は、渡辺明竜王(26)―木村一基八段(37)に注目、珍しく相矢倉の戦いでしたが、終盤竜王が詰めを目指したのですが、際どくかわし、木村八段が決勝に勝ちあがりました。

決勝は、羽生善治名人(40)―木村一基八段(37)。なんとこの二人は、超一流同士としては珍しく、研究会を一緒に行っているといいます。戦いは角換わりに。そして先手木村の▲9五歩を誘い、後手から攻め込む流れに。渡辺明竜王が大盤解説に呼ばれてから、難解な終盤に。「先手玉に詰めろがかけにくい。端が生きてくるんですね」(行方八段)と、90手を超えても優劣不明。解説出演終了時間となった竜王が、「もっと居たい」と、最後まで延長。▲3六桂△同角成と桂馬をただ捨てし相手の角を逸らしたのが妙手。常に立ちはだかっていた羽生を見事に打ち破りました。

そういえば、準決勝でも「べらんめえ」手つきで歩頭に△8五銀というただ捨て鬼手で一手を稼ぎました。

捨てる神あれば拾う神あり。すごい大熱戦、この優勝は長く記憶に残るでしょう。おめでとう。


木村一基(きむら・かずき)八段:千葉県四街道市出身。1973年6月23日生まれの37歳。故・佐瀬勇次名誉九段門下。97年4月、四段。2007年4月八段。タイトル戦登場は4回。棋戦優勝は新人王戦と今回の朝日杯将棋オープン戦の2回。


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久保2冠、タイトル戦序盤は若手チャレンジャーに対し優勢な勢い

久保利明2冠が、渡辺明竜王・豊島将之六段という次代を担うと目される若手チャレンジャーの挑戦を同時進行で受けていますが、どちらのタイトル戦も白星が先行し、一歩リードし今のところ優位な戦いを見せています。
もちろん、最後まで進まないことには、結果はわからないのですが、挑戦者として駆け上がってきた若手の勢いを止め貫禄を見せたのは事実です。

久保2冠が独自の得意戦法を持っていること、そしてその研究範囲に両挑戦者とも、逃げずに飛び込んでいっていることがこの勝敗の結果になっていると思います。
アーティスティックな久保にとって、秘術を駆使する羽生や佐藤(二人に一日に二回負けた日)よりも、ストレートな戦いで汲みしやすいのでしょうか?

チャレンジャーは対久保の対応策をどのように見せるか、新感覚の秘策はあるのか、それとも定跡からの微調整で細い道を渡り対応するのか、タイトル戦の中終盤が楽しみでなりません。


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A級8回戦一斉対局 渡辺明 vs 谷川浩司戦、世代を超えた熱戦を追った

今日、もちろん全ての対戦が将棋ファン注目の戦いですが、当方にとって渡辺-谷川戦が、なんといっても大注目の一番です。 渡辺にとって、森内九段にはすでに勝利を収めおり、今日の谷川、そして最終戦の丸山といった歴代名人を打ち破って、本丸の羽生に挑む。そんな青写真が描かれている道を、想定どおりに歩むことができるのか。 その若武者の野心を打ち砕き歴戦の名人が厳しさを示すのか?自身の若いころの勢いを重ねつつも、その勢いを跳ね返すことができるのか?  世代に渡る熱戦を期待してやみません。
と、名人戦速報サイトに、観戦の見所を書かせていただいた後、渡辺明 vs 谷川浩司戦をライブ観戦してTwitしていきました。以降、列記していきます。

[渡辺-谷川戦:1] ひぇー谷川先生、ゴキ中ですか。意外でした。でも冷静に考えたら選択肢のひとつでしたね。
[渡辺-谷川戦:2] 上座に座る渡辺は、すぐにゴソゴソとティッシュを取り出し、大きく鼻をかんだ...ということです、落ち着いてますね。
[渡辺-谷川戦:3] 本局の観戦記は、毎日新聞が上地隆蔵さん、朝日新聞が大川慎太郎さん....二つの新聞で別々の観戦記が読めるんですね
[渡辺-谷川戦:3A] 後手の飛車が召し取られる変化もあったけど、無事に戻りました。代わりに先手の銀が前進盛り上がり開始。
[渡辺-谷川戦:4] 後手△5四歩と、切った飛車先の歩を打ちました。うーん谷川先生の棋風と合わないように思えるけど、いいのだろうか?
[渡辺-谷川戦:5]歩越し銀には歩で対抗、30手で昼食休憩に入りましたね。渡辺 とんかつ+ライス・味噌汁セット、谷川 肉なん定食(そば)、関西将棋会館の下のレストランのメニューかなぁ?
[渡辺-谷川戦:6] 昼食後、先手渡辺先生、三筋の歩を突きました。谷川先生も躊躇無く同歩、そして同銀、一直線の進行です。
[渡辺-谷川戦:7] 谷川先生、△5四飛車と浮きました、ここまで昨日のC2級で似た手順の将棋があったということです。すごい勉強。
[渡辺-谷川戦:8]谷川先生、 48手目、悠然と端歩を突き越しました。優位を主張しているのか、それとも有効な手が無いのか?
[渡辺-谷川戦:9] お互い位を取り合っています。予想以上に長い戦いになりそうですね。谷川先生が時間を使っているのが気になります。
[渡辺-谷川戦:10] 谷川先生、銀冠に発展させる予定なんでしょうか? 隙が生まれるという声がありますが、なんとなく納得します。 いずれにしろ開戦は遅くなりそうです。
[渡辺-谷川戦:11] 大盤解説の予想通り、谷川先生が飛車を切り、馬をつくり自陣へ。中盤の面白いところで関西将棋会館、盛り上がっていますね。
[渡辺-谷川戦:12] 中盤から終盤に差し掛かって、激しさを増していますね。▲5三歩成り、控え室の検討を上回る手順が出たか? 対局者には違う世界がみえるのだろうか?
[渡辺-谷川戦:13]谷川先生の残留が確定しました、三浦八段が負けたからです。この渡辺戦もいまだ戦いの渦中ですね。
[渡辺-谷川戦:14]ここから自宅twit。どうなっているの、最終盤、116手、後手△8七金、一手すきかもしれないけど、後手王もあやうい。必至逃れの必至がかかったりして。
[渡辺-谷川戦:15] 大熱戦でしたが、渡辺竜王の勝ち、谷川先生力強い戦いでしたが負けました。
1111
振り返ってみて、一番印象的だったのが図の局面。後手の谷川先生が△6七歩と迫ったのに対して、▲8六歩と懐を広げながら将来の王頭攻めも狙った「格調高い」一手。結果的にこの八筋からの攻めが先手を勝利に導いていきました。
終盤はTwitしている暇もなく画面に見入っていました。
さすがにA級のトップ棋士の戦い、含蓄のある手が多く素晴らしい一局でした。楽しめました。谷川先生は「光速ノート」で早速この戦いを振り返っています。(この敗戦を振り返って公表する先生の姿勢に頭が下がります)
渡辺竜王にとっては最終戦の丸山戦、昨年A昇級を決め一期で名人挑戦に名乗りを上げるのか、重大な一局になりました。

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