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2011年3月

被災者を愚弄する「東電社長が緊急入院」、危機管理に無能だったと正直に公表すべきだった!

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東京電力は30日、清水正孝社長が入院したと発表した。東電によると、入院したのは29日夜で、高血圧と極度のめまいが原因という。福島第1原子力発電所に収束の見通しが立たない中で、トップが入院するという異例の事態となる。
 清水社長は16~21日の5日間、心労による体調不良で、東電内に設置された原子力緊急時対策本部を外していた。清水社長は東電の対策本部の本部長で、政府と東電で立ち上げた福島原発事故対策統合本部の副本部長を務めているが、13日の記者会見を最後に、公の場に姿を現していなかった。

このような非常事態・緊急事態にトップが入院とは何を考えているんだ! このような対応をしていたら血圧くらい上がるだろう。真相は、あまりの危機管理・リスクマネジメントに無能ぶりを見せつけたための交代いや目眩ましだろう。 お飾りか天下りか知らないが、テレビ画面で一目見た瞬間、この社長じゃダメだと感じたのが不幸にも的中してしまった。

「その組織の原動力となる人材には高い倫理観や社会的使命感が求められます....社長 清水正孝」

おいおい、ブラックジョークなんですね??

 その社長に続いて、出てくるこの会社の経営陣の面々のひどさも印象的だった。
これが日本の超一流企業と巷で言われている会社の経営層と見せつけられると、怒りを通り越して背筋が寒くなってしまった。

病気で入院などと政治家のような理由を述べずに、はっきりと「無能だから」と正直に伝えるのが被災者に対する対応だろう!

この会社にしてこの被害あり、決して未曽有の想定外と片付けてはいけない、原因があって結果がある。
大変な教訓を日本社会に残した災害だと感じている。

[参考] Reuters 特別リポート:地に落ちた安全神話─福島原発危機はなぜ起きたか

企業として取るべき行動の不備は、地震後の対応でもはっきりと表れた。今回の事故後、清水社長は地震発生2日後に記者会見を行っただけで、あとはまったく公の場所に現れていない。同社広報は「事故の陣頭指揮を取っている」と説明したが、一時、過労で統合本部から離れていたことも明らかになった。統合本部に入っている政府関係者は「リーダーシップを発揮しているようには見えない」と打ち明ける。清水社長は資材部門出身で、「原発事故の処理ができると思えない」(電力会社関係者)との指摘もある。こうした対応に、経産省からも「電力自由化の動きが進まず競争がないため、経営規律が働いていない」(幹部)との声が上がっている。 

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羽生名人NHK杯史上初三連覇、糸谷五段リベンジならず

Ruru1301192760855羽生名人がNHK杯三連覇を目指し、また昨年の決勝戦でその羽生名人に涙を飲んだ糸谷哲郎五段が「リベンジ」と言葉にして挑んだ決勝戦、将棋ファン注目の戦いとなりました。羽生名人は、あの長沼洋七段との敗戦(2008年2月3日)以来NHK杯では負け知らず、考慮時間の短い対局でこの連勝は信じられない記録だと思います。
糸谷五段も、晴れ舞台で実力を完全に封じられた手痛い敗戦から、虎視眈々今シリーズを駆け上がった精神力は素晴らしいものです。見ごたえ充分の一局の解説は、森内俊之九段、好きな解説者のひとりで舞台装置は万全いざ戦いへ。
一手損角替わりから早繰り銀という布陣、超急戦にも持久戦にも持ち込める幅広い選択肢の戦いになりました。その選択は先手の羽生名人の手にありましたが、後手の王の固め方が難しいと考えたのか急戦を避けつつ好手順で自王の守りを固める持久戦に持ち込みます。しかしながら自玉が十分な囲いとなると一転、持ち角を3七に打ち据え一気に攻めを加速させました。このあたりのスピードを自在に操る術が羽生名人の真骨頂、糸谷五段もその角を逆に攻める中盤に突入しました。一歩も引かない応酬の末激しい駒の交換となりましたが、歩切れの羽生名人、ここから相手の飛車を攻めます。飛車が詰められた糸谷五段は3七にできたと金を引いて飛車金交換に応じつつと金を3五まで引きつけ自玉を手厚くする粘りの形に持ち込みましたが、この構想よりも飛車をひとつ3四に引いて▲4五金に△2三角と打って敵の飛車に狙いをつけて反撃に転じる変化も有力だったのでは?と森内九段の解説、このあたりが勝負の岐路だったのかも知れません。終盤その粘りを強化し一時期糸谷五段に逆転の目もあったようですが、的確に寄せた羽生名人、勝負強さを見せ勝利を勝ち取りました。

NHK杯難攻不落の羽生名人、来シーズンも彼を中心に回るNHK杯になることは確実、打倒羽生を達成する棋士は登場するのか楽しみになりました。
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このNHK杯戦トーナメント、矢内理絵子さんの司会は前年度に続き2年目を好評の中で終了。強くてさらに美人、将棋ファンにとっては毎週拝顔するのが楽しみでしたね。
さらに今年からは対戦前の対局者にインタビューをするという新趣向を導入、これもまた素晴らしい企画でした。司会は今回で終了し、来期からは対局に専念するのではないか?と思います。(もう一期司会継続ですね)毎週司会をつとめるのはやはり大変だと思いますが、既に見事A級復帰も決めていますし来期は司会と対局の両輪で集中しタイトルをとりにいく活躍をみせていただきたいと思っています。期待していますご苦労さまでした。

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東日本大震災、雄弁に語る日本のプライド

あまりの大災害のため、ブログの更新が途絶えてしまっていましたが、この厳しい時間の中で様々な人たちの誇り・プライドを見てきました。
なんといっても被災者の皆さんの整然とした対応。この光景を目の当たりにした海外メディアの驚き・反応がまた日本人にとって驚きとなりました。
ただこの東北・北関東の人たちの力強い対応力、強い連帯感、強靭ながまん強さ、もし自分たちが同じ境遇に遭ったら、見習えるだろうかと問うと自信がありません。この被災者の方々の日々のシーンは、雄弁に日本人の日本人たるプライド、他国に無い素晴しい国民性を語ったと思います、特に偏向した反日思想教育を受けている中国人にとっては驚きの連続だったようです。

一番感動的だったのは、被災のため地元の高校生コーラス部が大会に出られなくなり、代わりに避難所を訪ね避難している方々の前で歌を披露したこと、カメラの前でも、感動して止まらない涙を流す女性。心のこもった歌の力、素晴らしいです。

 またFukushima50と、こちらも海外メディアに命名された福島原子力発電所の事故に現場で立ち向かう勇敢な技術者・作業者の方々。日本人の持つ職業意識、使命感ということもありますが、さらには自分たちで築いてきた発電設備に対するある種の愛着というか、長年に渡り電力を供給することで日本を支えてきた発電設備に対する誇りもあると思います。ある種、同胞・同士の最後をきちんと見届けてあげたいという気持ちもあるのではないでしょうか?
もちろん、プロ中のプロですから、どこまでが放射能の危険の限度なのか、外部の人たちに言われるまでもなく、自分独自で見極めが出来ていると思います。巷で言われる命を賭したKamikazeの時代では、ありません。冷静に見極め、対処していると信じています。このあたりは現場感覚が無い部外者にはわからない点でしょう。

このような名もない無数の、無言ながら姿勢が雄弁に語りかける日本のプライドを再発見しました。
一刻も早く復旧することをお祈りいたします。20mai00384194


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苦節三年、森内九段がA級最終戦を制し名人戦七番勝負に名乗り

第69期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終9回戦全5局は2日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で一斉に指され、森内俊之九段(40)が7勝2敗で羽生善治名人(40)=棋聖、王座=への挑戦権を得た。羽生名人と森内九段はともに永世名人の資格をもつ。有資格者同士による名人戦七番勝負は25年ぶり。4月7、8日、東京都文京区の椿山荘での第1局で幕を開ける。

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 挑戦権の可能性があった森内俊之九段と渡辺明竜王、勢いから渡辺竜王が少なくともプレイオフに名乗りを上げるのではないかと見ていましたが、歴代名人の一人丸山忠久九段(40)が名人位の厳しさを示し、A級を一気に通過して名人に挑む高速路線に、見事ストップをかけました。
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 野に下った森内九段の怖さというものを以前指摘させていただきましたが、苦節(?)3年、さすがです思ったよりも短期間で大舞台に舞い戻ってきました。
最終戦で戦った久保利明二冠(35)とは、ここ10局の対戦を見ますとほとんど勝てていなかった相手だったんですね。森内九段としては、珍しく苦手な相手だったのですが、本来の粘り強い攻守を披露、難局を勝ちきりました。(そういえば2008年の近鉄将棋まつりも森内さんと久保さんの記念対局でした)
 驚いたのは、終局後のテレビ画面で見せた疲労の様子。勝利のうれしさが全く見られない疲労困憊の表情、この一局が計り知れない重い戦いだったことを垣間みせました。

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 ファンとしては、もうひとりの渡辺竜王にも勝ってもらい、森内-渡辺のプレイオフを見てみたい気持ちもありました。
例えば二年前のNHK杯将棋準決勝、新旧二人の対戦は一歩も引かない火花が散る急戦矢倉、見ごたえのあるリング中央での打ち合いで視聴者を堪能させた一戦、そのような一局で雌雄を決する一局を期待していました。

来年度こそ、竜王が順位として二番手、本命になり名人に挑むべく期待してやみません。

またA級陥落となった、木村一基八段/藤井猛九段。お二人とも個性的な戦いでファンの多い人気棋士、特に木村八段は先日の朝日オープンで優勝しており、上潮ムードだったのですが、A級戦は一味違う勝負なのですね。A級から外れるのは惜しいお二人ですが、すぐに戻ってこられることを期待しています。


4月からの七番勝負、積年のライバルであり永世名人同士、重厚で重層な戦いを見せてくれることを期待しています。

[参考] 直撃インタビュー! 森内俊之九段


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マイセン磁器の300年展

Vvvvサントリー美術館で開催されている「マイセン磁器の300年展」に行ってきました。平日でしたが、多くのお客様が来られていました。マイセンというブランドとその歴史が丁度300年になるということで見事なコレクションが披露されるということで期待が高かったと思います。またNHKの日曜美術館でこのマイセンの特集が柿右衛門さん出演で放映されていたことも集客を高めていた一因と思います。
なにしろ、日本や中国は陶磁器のお膝元、このマイセンも元々中国の白磁器を模倣することを目指して研究を重ねた結果、技術を確立し今に至っています。青は藍より出でて藍より青しではありませんが、アジアの技術を基盤に欧州独自の技術・文化を盛りこんでつくりあげたのがマイセンワールド、展示品を見ていて陶磁器の世界にドイツ的な分析技術・精密加工技術を組み合わせて構築した独自性を実感しました。

今でも柿右衛門とマイセンの間では交流が続いていて、切磋琢磨しているとのこと。この国際交流からまた新たな芸術の世界が広がってほしいものです。

  

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