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今シリーズの流れはいかに、森内九段先勝の今期将棋名人戦

森内が初めて名人を獲得した2002年の第60期から毎年羽生か森内が名人戦に登場している。この2強を軸に激しい名人争いが10年近く続いているといえる。第60期から森内は5期、羽生は4期、名人位についている。
今年の流れとしては、渡辺竜王が登りつめてくる可能性があったが、それを阻止し二人の永世名人が直接衝突となり、二人の独占の流れを継続させた。
この第一局、面白かったのは控え室の予想が中終盤ほとんど当たらなかったこと。将棋の難しさのひとつに形勢判断があるが、一流のプロであってさえこの二人の次の一手が当たらないというのは理解に苦しんだり、見ていて面白かった。
羽生世代にとって幸運だったのは、羽生だけではなく森内・佐藤を代表に互角の力のある棋士が数名存在していること。これは谷川や渡辺の世代には無い特質。もちろん厳しい競争があったが、切磋琢磨の度合いは果てしなく深いものだった。
その極みがこの一局にあらわれ理解不能状態のHMワールド(Habu Moriuchi)確立に至ったのか?

対戦成績で押されていた森内が先勝したことで、シリーズの興味は一層高まった。次の二局目にもし森内が勝つようなことがあれば流れは一気に森内になるだろうが、そんなことを許す羽生とは思えない。先手が勝ち続け最終局に縺れ込むような激しいシリーズになってほしい。

森内俊之(もりうち・としゆき)九段は神奈川県横浜市出身の1970年10月10日生まれの40歳。勝浦修九段門下。1987年5月、16歳で四段。棋士番号は183。2002年、初タイトルの名人を獲得。2007年、十八世名人の資格を得た。タイトル獲得は竜王1、名人5、棋王1、王将1の計8期。棋戦優勝は12回。A級・名人は連続16期。

羽生善治(はぶ・よしはる)名人は埼玉県所沢市出身。1970年9月27日生まれの40歳。二上達也九段門下。棋士番号は175。
85年12月18日、中学3年の15歳で四段昇段。89年に初タイトルの竜王を獲得。96年2月に史上初の七冠王となった。
2007年12月に最年少、最速、最高勝率で通算1000勝を達成。08年、十九世名人の資格を得た。タイトル獲得は計78期。名人は通算7期。棋戦優勝は計37回。オールラウンドプレーヤーで、さまざまな戦型を指しこなす。名人・A級は連続18期。

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