東アジアの政治は、日中の理系リーダーの手に委ねられる
民主党の鳩山由紀夫氏が、日本で初の理系出身総理大臣(スタンフォード大学卒業)になりますが、お隣の中国の胡錦濤国家主席も清華大学水力エンジニアリング学部卒業の理系出身です。
胡錦濤政権の政治姿勢は、合理的で実務的な政権といえその政治スタイルは、テクノクラートが実権を握ってすすめていることによるといえます。たとえば温家宝首相も理工系出身です。
今後日本が、アメリカから中国・アジアに重心を移していくことを鳩山首相は志向すると思います。その考えには、この両国に、韓国・台湾・インドが加わって一大経済圏を形成すべきという榊原栄資氏の経済の世界勢力図に示された構想が、大変参考になっているようですし、先日New York Timesへ掲載され議論を巻き起こしている鳩山由紀夫氏の論説"A New Path for Japan"のベースにもなっています。
中国は成長、日本は友愛というスローガンになるのでしょうが、いかに両国の国益を生み出していくかは両国トップによるロジカルな話し合いが不可欠でしょうから、その点では理系同士の率直な意見交換が期待できます。
ただ日本のアジア重心移動に危機を募らせるアメリカ・西欧とのバランスを保ちながら政治を進めるという命題は大変重いものです。もともとエリート出身の鳩山氏に、したたかな対応ができるかどうか、その点はかなり心配ですが心配ばかりしてはいられないですね。
日本には構造的な間題がある、と以前からエズラ・ヴォーゲル氏に指摘されている下記の点を政権交代の中から、克服していってほしいものです。
①対外間題を一部の専門家にだけ任せている
②依然として行政指導が多過ぎる
③指導者が一貫した国家戦略を策定・実行していない
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