
爆発事故で犠牲となった「シエスパ」のアルバイト従業員、千財明菜さん(23)=東京都新宿区=の通夜が22日、豊島区南池袋の斎場で営まれ、友人ら約150人が参列した。シエスパ側からは、運営会社「ユニマットビューティーアンドスパ」の宮田春美社長(39)らが訪れたが、ハンカチで顔を押さえながら無言のまま足早に会場を後にした。
通夜に先立ち、明菜さんの父、信行さん(61)が心境をつづった手紙を読み上げ、「明菜の死はこれが運命なのか。突然のことでまだ受け止めることができない。なぜあの時間に居合わせてしまったのか」と涙を浮かべた。
明菜さんはホテル勤務時代に知り合った宮田社長に誘われ、4月からシエスパで働き始めた。信行さんは「妹のようにかわいがってもらった」と宮田社長に感謝しつつ、「運命に翻弄(ほんろう)されてしまった。悔しくて残念でならない」と唇をかみしめた。
この事故の顛末を通じて明らかになってきているのは,流行に乗ったビジネスを展開している一方その根幹となる安全対策や安全管理に全く疎い経営者とそれをなんら批判せずに施工していった専門業者の実態でした。
その宮田 春美(みやた はるみ、1967年6月30日-)社長, 旧姓は小林。株式会社ユニマットビューティーアンドスパ代表取締役社長として岩盤浴、スパ施設を全国に展開しています。
青山学院女子短期大学英文学科卒業の後, 毎日新聞社の一般職を経て、プライスウォーターハウスコンサルタント株式会社に社長秘書として招聘されます。(--- 毎日新聞の社長秘書兼愛人で有名でしたよ。当時、社内では知らない人はいません。 その後、プライスウォーターの幹部とできて、転職したんです---との未確認の噂が飛び交っています)
バリ島で体験したスパに魅了され、2003年に「岩盤浴+α」の業態を駅前に構える出店で株式会社ステラを経営しました。地域住民らの間に、天然ガスに対する懸念などの反対運動があったため、少なからずは住民説明会を開いたのですが、それでもあやふやなうち、2006年1月に渋谷天然温泉シエスパを強行開店しました。シエスパは多数の芸能人などが顧客として利用し一躍有名となりました。そして、2006年11月に株式会社ユニマットライフ子会社である、株式会社ユニマットビューティーアンドスパに加わり、グループ会社社長に就任したのでした。
ユニマットグループに加わる前後から、こうした岩盤欲などの施設をプロデュースすすなど、若くして非常に活動でき名女性だったため、一部では、時代の寵児と見る向きもありました。
その華やかな経歴から一転, 2007年6月18日、渋谷天然温泉シエスパの爆発事件に際し涙ながらに記者会見を行ったのでした。

ここで登場する株式会社ユニマットホールディングは、「ユニマットグループ」の中核たる持株会社。本社は、東京都港区南青山2丁目12番14号 ユニマット青山ビル。
傘下に株式会社ユニマットライフ(UNIMAT LIFE CORPORATION)があり、オフィスでのコーヒーサービスやカフェ・レストラン事業を行う株式会社です。
その代表取締役社長が高橋洋二氏。彼にはいろんな逸話話がついて回っている。20億円の住民税を沖縄へ納付し栄誉村民となったりリゾート計画として西表島(いりおもてじま)や小浜島、宮古島の開発を仕掛けたりしている。

2003年の週刊現代【新春大特集】徹底調査で分かった日本の新しい金持ち100人の記事で取り上げられ下記のように書かれている。
高橋氏は、「ユニマットライフ」など3社を売却した利益を手にし、'01年の高額納税者ランキングで全国第1位となった。年収は推定で184億9600万円。推定資産800億円のとんでもない金持ちだ。
東京・南青山にあるユニマットグループの本社ビル8階のオフィスに通されると、四方の壁に掛けられた絵画に目を奪われる。加山又造の『微風』、バルビゾン派の巨匠ド・ラ・ペーニャ作『森の広場』、数億円を下らないというルネ・マグリットの『ラ・マギー・ノワール』――。
が、これでも序の口である。高橋氏は「箱根芦ノ湖美術館」「伊豆一碧湖美術館」を所有し、西洋絵画のコレクションは約280点に上る。その中には数十億円で取引されるというルノワールの作品も含まれているというのだ。
それだけではない。専門家をして「和物は高橋さんの眼力の方が確か」と言わしめるほど日本画にも精通しており、ベネチアン・グラスなど装飾美術品4000点もコレクションに含まれている。
高橋氏に話を聞いた。
「年収ですか。ふだんは10億円ぐらいですよ。日本の金持ちは持っている会社の価値で評価されるけど、売ることができなければ金持ちとは呼べない。金持ちかどうかは、動かせるカネがいくらあるかです」
帳簿上ではなく、正真正銘の“現金”。高橋氏のカネに対する哲学の一端が見える。
「月に1000万円ずつ使っても100年で120億円ですよ。どうせ使い切れない。運転手をつけるのは好きじゃない。ベンツには飽きたので、いまはポルシェだね。ジャガーは運転手をつけたほうがいいオフィシャルなときに。酒は好きだよ。40年間飲み続けている。年間ビール500本、ワイン100本、焼酎100本ぐらいかな。銀座なんて、あまり行かないよ。神田の馴染みの居酒屋が好きだね。よく一人で飲んでる」
高橋氏は商業高校を卒業後、26歳で衣料卸業を立ち上げ、'75年に消費者金融業「丸和コーヨー」を設立する。その後、電話一本で自宅まで融資に行く「宅配ローン」などを売り物に飛躍的に業績を伸ばし、ユニマットを金融だけでなく自販機、オフィスサービスなど幅広く展開するグループ企業へと成長させた。
「僕は、商売は自分一代のゲームだと考えている。『企業は永遠なり』と言うが、子どもに事業を継がせて名を残そうという考えは、まるでない。
いま興味があるのは不動産ビジネスですね。パリやニューヨークみたいに都市というのは、住む場所と働く場所が混在していて初めて文化が生まれるのだけれど、東京でそれができるのは青山とか恵比寿、広尾といったエリアだけなんですね。そこに50のビルを立てる計画を持っています。いまの世の中、デフレとインフレが混合している時代です。本当に価値があれば価格は高騰し、下らないものは見向きもされない。そのエリアの価値は必ず上がります。そこで、オフィスと住居が混在したセンスの良い空間を演出したいと思っています」
さて,今回の傘下の企業が起こした事故に対してこの話題に事欠かない二人の社長がどのように対応してくるのか動向が注視されますね。
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